血液透析について|自分なりにまとめてみました

前回のつづきになっていないかもしれませんが、腎不全患者の治療として日本で多く行われている血液透析について簡単にまとめていけたらと思います。

血液透析は日本で多く行なわれていると書きましたが、2016年時点で慢性透析患者数は約33万人いて、そのうち腹膜透析のみ行っている患者数は8000人ほどだそうです。それ以外の方はほとんどが血液透析のみ、または血液透析と腹膜透析の併用をしているのが現状。

ちなみに腎移植を受ている人は年間約1600人

約90%は生体腎移植といって親・子・兄弟などの親族または配偶者の腎臓(二つある腎臓のうちの一つ)を提供してもらうというものです。事前に移植可能かどうかの検査が必要になります。

10%は献腎移植といって脳死、心停止後の方で生前に書面で臓器移植の意思がある場合、または家族の承諾がある場合に臓器臓器提供が行われます。2018年3月時点で希望者12,000人ほどいるので年間で言うと希望者のうち約1.5%の人しか腎移植が行われていないのが現状です。

さて、余談が過ぎましたが血液透析について書いていきます。

参考URL:日本透析医学会雑誌(わが国の慢性透析療法の現状)
参考URL:全腎協|腎臓移植について

血液透析について

血液透析は体外に血液を取り出しダイアライザーと言われる透析膜を介して

  • 老廃物の除去
  • 余剰水分の除去
  • 電解質の調整

等を行う治療です。透析膜を介して血液と透析液(これは後日説明!)というもの間で水分・老廃物・電解質の除去、調整が行われています。

血液透析を受ける患者はこれを一日4~5時間週に三回するのが一般的です。

上に血液を体外に取り出すと書きましたが、一般的には200ml/分くらいの速さで血液をダイアライザーに通し血液をきれいにした血液を戻していきます。

どうやって血液をきれいにしているの?

主に拡散限外濾過という仕組みを利用しています。ダイアライザーに使用されている膜によっては吸着という性質があるものもありますが今回は一般的なところで…

  • 限外濾過 ⇒ 血液と透析液の圧力差による水分・物質の除去
  • 拡散 ⇒ 血液と透析液の濃度差による物質の除去、濃度の調整

 

限外濾過というのは圧力によって水分を除去すると書きましたが広義では一般的な濾過と同じであると思います。身近なところでは浄水器とか。実際のところ透析では浄水器よりかなり細かい目のフィルターを利用していますので押し出す圧力、引く圧力がないとフィルター間での水分の移動が起こりにくくなっています。

次に拡散についてです。

拡散(紅茶のティーパック)

拡散の現象を紅茶で見てみましょう。

まず左のグラスに2分間ティーパックを入れます。そのティーパックを真ん中のグラスに2分。最後は右のグラスで2分。

だんだん色が薄くなっているのが分かるかと思います。

 

この時血液中の老廃物がティーパック、透析液がグラス内のお湯だと思ってください。

はじめはたくさんの紅茶成分が溶け出していきますが2回、3回と繰り返すごとに溶け出す量が減っていきます。(ティーパック内の茶葉から溶け出すことのできる成分がすくなくなっていく)

拡散というのは二つの溶媒(液体)が混ざった時に溶質(溶けている物質)が濃度の濃いほうから薄いほうに移動する現象です。例えばある物質の濃度が5%の液体と0%の液体があるとして同量を混ぜると2.5%になるといった感じです。

上記の現象が血液|透析膜|透析液の間で行われており、実際には混ざるというより物質がのみが移動しているイメージかと思います。

濃度差での物質の移動になるので透析液の中の成分次第で血液から取り除きたい物質・そのままでいい物質・補充したい物質を調整できます。

 

本日は以上で!

今後も自分なりの透析関情報載せていきます!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください