透析患者のストレスとその対応について考えてみた

透析施設で働いて5年になる蒼人(@minegisiaoto)です

透析患者に関わり始めた臨床工学技士、看護師向け情報になればいいかなと

自分自身が患者対応で気をつけていることを書いていきます。

だらだらと書いていきますので読みづらいかと思いますが…

 

※私は患者様という表現が好きではないのであえて患者と表記しています。決して大切にしていないというわけでなくあくまで対等な関係を築きたいと考えているからです。

VA(バスキュラーアクセス)関連

大きく変わるのはVA(バスキュラーアクセス)があることかと思います。

透析患者は透析に必要な血流量を確保するため、動脈と静脈をつなぐ内シャントというのをどちらかの腕に作成する方が多いです。

かなり太い血管が腕の表面に浮き出ている状態です。※個人差はあります

血管があまり太く出ていない方も居いますが、透析回数を重ねるごとに血管の上に穿刺の跡ができてしまいます。

恐らく透析についてあまり知らない人からするとびっくりするかと思います。

私も失礼ながら初めて見たときは怖いなって感じてしまいました。

周りの人からの視線も当然気になると思いますし、腕を隠すためにどんなに暑くても長袖の服を着ている人がほとんどです。

見た目だけでなく生活での制限も… シャントを圧迫したり、傷つけないようにするため、それまで普通にしていたことが制限されてしまいます。

これもなかなかストレスになると思います。


穿刺に関して

 

まず、痛みという問題が

透析毎に針を刺されるんです。透析に来たくなくなる気持ちも分かります。

スタッフ側の配慮はかなり重要だと思います。

失敗なんかされたら…って思ったり

穿刺経験の浅いスタッフが来たら冷や汗かく人もいるでしょう。

  • 患者の考える穿刺が上手なスタッフ
  • スタッフが考える穿刺が上手なスタッフ

って違ったりするので注意が必要。

患者からは 今まで上手に刺してくれたスタッフ > 穿刺が上手いと評判のスタッフ

って構図の人が多い印象です。穿刺に関しては如何に安心感を提供できるかが重要だと考えています。

私がよく聞く穿刺を失敗したスタッフの言い訳

  • 血管が逃げた
  • 細いから仕方ない
  • 深いところにあった …etc

私が患者だったら「刺してから言うな!」って思いますし、穿刺をしているスタッフも自分が言われたらきっと怒るんじゃないでしょうか?

よく聞く言い訳のほぼ全て穿刺前の触診でわかることだと思いますし、自分の実力不足を認めなければ成長できないと思います。

穿刺に関しては引く勇気も大切です。患者からしたら失敗されていいことは一つもないのですから。

穿刺業務を始めてまず最初にシャントの状態の良し悪しの判断ができることが大切ですが、その次くらいに自分が穿刺できるかどうか、できないと判断したらできる人に依頼できるかどうかが重要だと思います。

できない判断をしたことを責める人がいたその人は患者に迷惑をかけることを考えていないんでしょう。患者は実験台ではありません。

患者からしても信頼できる安心できるスタッフに穿刺してもらいたいと思うはずですから、まずは不安を与えないような対応を!はじめに植え付けられた印象はなかなか消えないものです。

私も一年目に三回連続で穿刺ミスをした患者がいますが未だに覚えられています。
今は関係も修復でき笑い話になっていますが(笑)

 

食生活に関して

まずは水分制限について考えてみます。

患者ごとに一日の尿量が異なりますが、尿がほとんど出ていない人の場合は摂取した水分のほとんどが体に貯まってしまいます。

食事以外での一日水分摂取量は尿量+500mlまでが望ましいとされています。もちろん薬を飲む際の水分も含めてです。

普段の自分の生活を思い返してみても500mlなんてあっという間に飲んでしまいますし、喫茶店・居酒屋なんかの誘惑もありますよね…

飲水制限ってホントにつらいと思うので、自分がお話しするときは飲水の欲求につながらないような言葉を選んでいるつもりです。できる範囲でですが(笑)

人間って少し気になってしまうとなかなか気をそらせなかったりすると思うんです。「新発売のジュースめっちゃうまかったよー!」とか「どこどこの喫茶店の珈琲が最高だった!」とか言われたら行きたくなるんじゃないでしょうか?


食事に関して

透析患者は塩分とリン、カリウムの摂取に注意しなければなりません

塩分→摂り過ぎるとのどが渇き飲水を促してしまいます。

リン、カリウム→高リン血症高カリウム血症の原因に

リンはタンパク質の多い食品やインスタント食品、カリウムは生野菜や果物に多いです。

私は食生活自体も治療の一部と考えています。検査結果のカリウム、リンの高値は透析条件の変更や内服薬の調整等で対応もできますが、第一には自己管理が大切だと考えます。

透析室のスタッフが患者と一緒に食事を摂ったり、水分制限をしたりは出来ないのです。

家族、友人がおいしそうに飲み食いしているところを我慢するのはかなり強い意志必要だと思います

簡単に「食事制限してください!」とか「飲み過ぎなんじゃないですか?」とか言っているスタッフを目にすることもありますが、聞いている患者も自分で分かっていると思います。

それだけで改善することならはじめから自己管理ができているはずです。

ただ注意して自己満足するんじゃなく、患者の生活や気持ちに耳を傾けてちょっとしたアドバイスができるといいんじゃないかなと思います。

私はよく塩分制限に関して「調味料でいうとマヨネーズ・ケチャップは意外と塩分が少なくていいみたいですよ!」って言ったりします。※昔栄養士さんに聞きました(笑)

もちろんマヨネーズ・ケチャップが嫌いって人もいますからそこは臨機応変に…

その他の調味料に関しても透析患者向けに減塩されたものが売っています(少々値段は高いですが)

制限だけでなく代替案を提示してみたほうが患者も一方的に言われている印象を受けなくていいんじゃないかと思います。

 

 

以上、、まだまだ書きたいことはたくさんありますが本日はここまでに。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

他の部分についても後日書いていきたいと思います。

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