糖尿病と腎臓病|透析室の臨床工学技士が説明してみた

2018/5/20に日本透析医会研修セミナー「糖尿病および糖尿病性腎臓病」に参加してまいりました!

ちなみに透析技術認定士のポイントもいただけます!

50分の講義が午前・午後に3コマずつ計6コマのセミナーでした。

とてもわかりやすく面白い講義が多く、なんだかんだあっという間の一日でした。(小学生並みの感想で申し訳ないです泣)

 

さて、この記事では自分の知識も合わせて糖尿病についての理解を深めたいと思います。

 

セミナーで勉強させていただいたこと 自分なりの補足 

 

できるだけ簡単に糖尿病について書いていきます!

医療関係者には物足りないかもしれませんが、多くの人に伝わるようできるだけ専門用語は使いません。

 

糖尿病に関する知識が浅い自分なりのまとめなので、間違っていることころもあるかと思いますのでご容赦ください。

 

糖尿病の診断

まずは診断から!

日本糖尿病学会「糖尿病診断基準に関する調査検討委員会報告(2012年)」

糖尿病の診断には慢性高血糖の確認が不可欠。以下の定義による糖尿病型を2回確認が必要

  1. 空腹時血糖126mg/dl以上
  2. ブドウ糖付加試験2時間値200mg/dl以上
  3. 随時血糖200mg/dl以上
  4. HbA1c 6.5%以上であり2回のうち1回は血糖のいずれかの糖尿病型を確認すること

 

腎性貧血を伴う慢性腎臓病患者では HbA1c低値となることは以前から知られているため、原疾患が糖尿病性腎症以外の慢性腎臓病患者では上記1~3ででの診断となる。

上記の理由から血液透析中の糖尿病患者の血糖コントロールは糖化アルブミン(GA)を用いることが推奨されている。※ただし糖尿病診断に使用することはできない

 

糖尿病には1型、2型というものがありまして

  • 1型
    血糖値を下げるホルモンインスリンが分泌されなくなってしまう
  • 2型
    インスリン量が相対的に足りない状態、または効きが悪くなる

 

そもそもインスリンとは?

エネルギー源であるブドウ糖をさまざまな臓器、細胞に運び生命を維持する働きがあります。

インスリンが足りないまたはうまく働かないとエネルギー供給不足血液中のブドウ糖が増えるといったことが起こってくるのです。

  • エネルギー供給不足
    →エネルギーの源を供給・貯蔵できなくなってしまうため体重が減少します
    糖尿病=肥満というイメージはあるかと思いますが、エネルギーが供給できないことにより筋肉・脂肪を分解しエネルギーを作り出してしまいます
  • 血液中のブドウ糖が増える
    →多飲・多尿・口渇といった症状がでます
    ブドウ糖の血中濃度が上昇しそれを薄めるために水分を摂取→水分過剰になる→尿がでる
    また、長期的に続くと微小血管障害が起こる(腎、眼等の微小な血管を傷つける)

 

※学生時代の話ですが先生にブドウ糖をとげとげしたもの(金平糖みたいな感じですかね?)と考えると微小血管障害が起こることをイメージしやすいと言われたことがあります。狭い通路をとげとげしたものがたくさん通ると考えると壁(血管)へのダメージは大きいんだろうなーって思わされました!笑

参考リンク:DMTOWN|インスリンはどのような役割?

糖尿病の合併症と言われるものはほぼ高血糖で微小血管が傷付くことにより起こるものです。

喫煙・高血圧・運動不足等も糖尿病と合わさるとかなり危険です。

  • 喫煙:末梢の血管を収縮させる ⇒ 高血糖のダメージ大に!
  • 高血圧:血管への負荷がかかる
  • 運動不足:筋肉を使わないことで血液循環が悪くなる

などなど合併症のリスクがあがってしまいます。

 

ここまではほぼ基礎知識になります。

 

ここからはセミナーの講師の方が話していたことを自分のメモから思い出して書いていきます!

 

人間も生き物であり飢餓には強いが飽食には弱い

学校で先生が言っていたことに似ています。

血糖値を上げるホルモンは多いのですが、下げるホルモンはインスリンしかないのです。

そもそも人間以外の動物が野生で生活するために狩りをする動物がいたり、植物を食べる動物がいたりするわけですが、決まった時間に食事ができる生き物は人間だけなのではないかと思います。

ほとんどの動物は狩りが上手くいかなかったり、植物を探しもとめたりとなかなか食べ物ありつけないこともあるため、動物には飢餓に耐えるための機構が備わっているようです。

しかし、現代の人間は食べ物に困らない生活を送っている人がほとんどで、肥満が問題になることもあるほど…

たとえば、だらだら食事を摂り続けると血糖値が常に高い状態になり膵臓がインスリンを出し続ける。膵臓が頑張り続けることになり、あるラインを超えると疲れて弱ってしまう(インスリンを分泌する量が減少)。

簡単に言うとこんな感じかと思います。

糖尿病性腎症のコントロールで一番効果的なのは禁煙

詳しいことは忘れてしまいましたが糖尿病性腎症において、大血管障害のリスク(死亡のリスク)を減少させるのには禁煙が一番効果的だと話していました。データによると禁煙によって11人に1人は救えるのだとか…

2番目は血圧コントロール、3番目は血糖コントロールといった順番で死亡リスクにかかわってくるようです。

正直意外な結果で驚きました。詳細を話せるほど記憶できなかったのが残念です。

 

1型糖尿病の患者数=2型糖尿病の患者数 になる年齢は15~16歳

これはなんとなく予想がついていたような…

1型は遺伝型とも呼ばれ先天的なものや遺伝で起こり子供~若い人に多い。急激に発症し症状の悪化も急速である。

2型は中高年に多く遺伝的な要素だけでなく生活習慣(肥満、運動不足、ストレス等)も大きく関わる。中高年に多く、緩やかに発症し悪化もゆっくりであることが多い。

1~15歳くらいまでは1型が多く、16歳以降は2型のほうが多くなるとのこと。

 

あと、ごくまれではありますが劇症1型糖尿病というものもあるそう。

妊娠中に起こるもので膵臓が急激に破壊され血糖値が急上昇してしまう状態で母子ともに危険になります。急激な変化のため検診で問題ないと診断されて一週間以内に発症することもあるそう。妊娠中の体調の変化には要注意ですね。

 

 

まだまだ書きたいことはありますがかなり長くなってしまいそうなので本日ここまでにします。

ここまででまだセミナーの一コマ分です(笑)

続きは後日書いていきますのでお楽しみに!

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