「動脈硬化」について説明してみます!

最近、動脈硬化について考える機会があったので自分がお伝え出来る範囲でできるだけ簡単に説明してみます!

 

透析室にいるからなのか技士どうしで話している際に

「動脈硬化」と聞くと真っ先に「石灰化」(中膜の硬化→リン、カルシウムによる骨化)をイメージする人が多いように感じます

 

まあ実際に多いんでしょうけれど…

 

世間一般的にいわれる動脈硬化は「アテローム硬化」(粥状硬化)なんですね

 

「動脈硬化」という用語自体はかなりの認知度があるかと思います

しかし、「血管が固くなる」というイメージが大きく血液の流れが悪くなることで様々な病気を引き起こす可能性があるという考えに至っていない人は多いのではないでしょうか?

 

今回は動脈硬化について私なりに「患者に説明するなら…」という視点で説明してみます

 

動脈って?

血管には「動脈」静脈」の2種類があります

簡単に言うと…

心臓から送り出された血液を体の隅々まで送るための血管が動脈」

血液を心臓に戻すための血管が「静脈」です

 

「動脈」はポンプの役割を果たす心臓と同様に拡張、収縮を繰り返し血液を末梢に送り届けます

そのため、動脈の壁は厚く強靭で柔軟性もあります

 

動脈の壁は3層構造で内側から内膜、中膜、外膜となっています

壁は膠原線維、弾性線維、平滑筋細胞等からなり、これらが強靭で柔軟性のある血管を作るもととなっています

 

動脈硬化の種類

動脈硬化は三種類に分けられます

  1. アテローム性動脈硬化
    →動脈の内膜にアテローム(粥腫)ができる。主に脳や心臓など比較的太い動脈に起こりやすい
  2. メンケブルグ型硬化
    →動脈の中膜にカルシウム、リンがたまり硬化する
  3. 細動脈硬化
    →動脈三層全体が脆くなり、破れやすくなる

 

動脈硬化(アテローム硬化)って?

粥状硬化と言われた方がイメージしやすいかとは思いますが

比較的太い動脈(冠動脈、脳動脈、大動脈)の内膜にコレステロールが蓄積する事でアテローム(粥状硬化巣)ができそれが肥厚していくことで血管の内腔を狭くしてしまうというものです

進行していくと…

血管の内腔が狭くなり、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤、手足の壊死などを引き起こします

 

動脈硬化は無症状で経過する

狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、大動脈瘤、手足の壊死などを引き起こすと書きましたが、動脈硬化の進行に関してははっきりした自覚症状はないため症状だけで動脈硬化の傾向があるかを判断するのは困難です

多くは無症状で経過するため、症状が出てからでは遅いのです

動脈硬化の危険因子

  • 喫煙
  • 運動不足
  • 肥満
  • 高血圧
  • 脂質異常
  • 偏った食生活
  • 年齢
  • 性別
  • 糖尿病

など様々です

ざっくり考えると一般的に健康に良くないと言われているものはほとんどが動脈硬化の危険因子と言っても過言ではないかと…

 

動脈硬化の進行について

動脈硬化の危険因子の中で、その関係性がはっきりしているLDLコレステロール高値によるアテローム性動脈硬化の進行について機序を説明します

 

第一段階

血液中に増えすぎたLDLコレステロールが動脈の内膜から入り込み「脂肪班」ができます

「脂肪班」が徐々に大きくなり「アテローム」になります

第二段階

脂肪班の周囲に炎症反応が生じます

その原因があるのはコレステロールの酸化による「オキシステロール」

「オキシステロール」は毒性が強く動脈の内膜にある血管平滑筋細胞を壊死させていきます

コレステロールの酸化に関わるものには

  • 生活習慣(喫煙、ストレス過多等)
  • 糖尿病のコントロール不良
  • 感染症

などがあります

これらが動脈硬化を進行させる要因になります

第三段階

血管壁が破綻し破れたところに血小板が集まり「血栓」ができます

この「血栓」が徐々に大きくなる事で血流が制限され最終的には血液が交通しない状態になり、「心筋梗塞」「脳梗塞」等を引き起こします

 

 

参考文献

 


今回はここまで!

動脈硬化はなかなか改善できるものではないので予防が大切です!

日頃からできる生活習慣や運動習慣の改善で健康に過ごしたいものです

 

私自身も不規則な生活をどうにかしなければと思いつつ… 昨日たらふくアルコールを摂取してしまいました(汗)

 

 

 

 

 

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